Are you ready?

永遠に終わらない パーティーはこれから

好きなら好きと 言えますように

rainboWツアー。当初の全滅から奇跡的にご縁をいただいて、4/29の名古屋公演に入ることができました。こういう状況なので「楽しかった!」と大きな声で言いづらい部分はあって、ただ、少し経った今振り返って、あの日自分が感じた「ジャニーズWESTの優しさ」について書いておきたいと思ってPCを開きました。

※あくまでわたしの主観なので「そういう風に感じた人もいるのね」程度に受け取っていただけたら…。なお4/29以外の公演には入っていないので、他の日との比較はできていません。あとレポ的な記述はほぼない(おーい)。そのあたりもふまえて、いいよって方はどうぞGO!

 

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日本ガイシホール。立地柄、地元の方はもちろん東西両方から遠征組が集まるイメージ。今回、公演直前の週末に1都3府県(東京大阪京都兵庫)に緊急事態宣言が発出、愛知は対象外という状況での公演決行でした。

自分が会えるのは奇跡のように嬉しいけど、両手を挙げては喜べない。この状況で行っていいのか。ステージの上のジャニーズWESTが最高潮にぶちアガってくれていたとして、わたしはどんな表情を返せるんだろう。わたしも笑っていいのかな…。少なくない罪悪感を抱えながら、こそこそ隠れるように会場へ向かって。フワフワしたまま開演を迎えた。
そこで自分を迎えてくれたジャニーズWESTの優しさのこと、わたしは将来このコロナ禍を振り返るたびに思い出すんじゃないかなと思う。

 

ちょっと言葉選びがむずかしい…。むずかしいんだけど、7人とも「過度にはしゃぐことなく、だけど胸を張って、今この瞬間、目の前のことだけに集中してベストを尽くす」メラメラした眼をしてた。


とにかく、今世界中が真っただ中にいる「コロナ禍」のこと、いろんな意味で感じさせないステージだったんだよなー。唯一、重岡くんが最後に「俺たちコロナになんか負けねえぞ!!」って、強い目をして叫んだのを覚えているけど、それ以外ははぼ、時世のことには触れてなかった気がする。これが全方位的に誠実だなって思った。

まず、こういう状況下でも誰ひとりとして「迷いを見せない」こと。これは今公演を行っている他のグループもそうなのかもしれないので、社として徹底しているのか、それとも彼らの中のプロとしての意識が自然とそうさせるのかわかりませんが。とにかく、公演を行っていることに対して、迷いや後ろめたい素振り、弱っている様子を見せることがなくて。主催者側に立つ自分たちが迷いを見せてはいけないっていう矜持なのかなあ…と思いました。自分たちが迷っていたら、来ることを決めた人も、来ないことを決めた(受け入れた)人も、つらくなってしまうもんね。

これは勝手な想像だけど、自分達がやれりゃいいってわけじゃないと思うから。エンタメ全体が苦境に立たされていて、興行を断念せざるを得ない人がたくさんいて。外からのいろいろな声があることは知っているだろうし、だけど公演を決行することで守られる人もたくさんいるし。そういう狭間で、彼らも多少なり葛藤したり傷ついたりしてるんじゃないかなって最近思っていて。それでも、ステージの上でそういうのを微塵も見せてないんだとしたら、本当になんと強くて優しい人たちなのか。

ふたつめ。今日集まったお客さんへの優しさ。いつもなら、誰かの挨拶で「今日来られなかった皆も、ありがとう!」的な言葉があってもいいところ、そういうニュアンスを誰も口にしなかった。と思う。
わたしはこれを「“ここに来られなかった皆”の存在を、今日ここに来た(来てしまった)お客さんに意識させないための、ジャニーズWESTの優しさ」と受け止めました。お客さんが一瞬でも、今ここにいることに躊躇いや罪悪感を感じることのないように。今この時間だけは、いろんなことは横に置いて、幸せな気持ち、楽しい気持ちで心が充ちるように。やっぱ人生、楽しめなきゃ嘘だろう?って。そういう優しさに思えました。真意はもちろんわからないけど。

最後。これを一番伝えたくてブログ書いてるわけだけど、今日、今年、自分たちに会いに来られないファンへの優しさ。

もちろん楽しい、笑ってくれる、生きてる実感モリモリの表情してる。だけど過剰な「ウエエーーーイ!ツアーだぞーーーー!」って雰囲気(どんな雰囲気や)は全然なかったんですよね。これは、今年会うことのできないたくさんの人たちへの愛ゆえのことだと思った。

「やっぱり僕たちのステージにはお客さんが必要」「今日会うことができてうれしい」「最高の思い出をつくろう」といった言葉はあれど、7人とも、噛みしめるような、決意にも似た表情をたくさんしていたと思いました。

 

あと今回、レーザーやモニターの使い方にも特徴を感じたな。ある決まった視点(正面からとか、ヒキの画角とか)から見る美しさ、完成度を想定してつくったのかもしれないなあ…っていう演出がいくつもありました。だから、これが円盤化されて、たくさんのファンが一緒に楽しめるようになったその時にこそ、rainboWツアーの真骨頂が見えるのかもしれない。わたしはその日が待ち遠しいです。(え?するよね?円盤化ね?)(圧)

 

楽しむことは悪じゃない。だけど今年は特に、それぞれの立場や価値観から、いろいろな想いを抱えている人がいる。それを7人ともよく知ってる。でも決行する以上は、最高のステージをみせるだけ。目の前のお客さんを幸せで充たすだけ。

そんな覚悟みたいなものを、ジャニーズWESTが背負ってくれていた気がして。終演後ひとりで家に帰り着くまでの間、ありがとうじゃ足りなくてメチャメチャ泣いた。

おかげで、ライブの間はいろいろなこと忘れて「大好き」と「幸せ」をかみしめることができました。ありがとう、ジャニーズWEST。気持ちもパワーも伝わったよ。


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ん~~~~~!

これだけ読み返したら、なんだかえらい辛気臭い公演だったみたいな感じだけど、そんなことは全然ない!です。いつも通り、笑顔がいっぱいの、情熱がいっぱいの、熱くて熱くて、そして心から楽しいライブでした。ほんとだよ!!!(説得力のなさ)ただちょっとタイミング的にクヨクヨしていたわたしには、その日のジャニーズWESTはこんな風に見えた、という。長い独り言でした。


残るさいたま、熊本、大阪(振替え)公演、どうか無事に駆け抜けられますように。

そしてパンフレットで淳太くんが言っていた「初の東京ドームは満員でやりたい」という想いが、近い将来、かならず叶いますように。

声にして言おう 好きは好きでいい we are the rainbow chaser。そういう世の中が戻る日まで、もうすこし、わたしもがんばるぞ。

 

おしまい!