Are you ready?

永遠に終わらない パーティーはこれから

BRAND NEW STAGE

一度船を降りたわたしが、もう一度その船に乗せて欲しい、と、強く思った日の記録。

 

6年ぶりぐらいにブログを書く。もう書き方とか忘れたし、素敵なブログ記事はすでに沢山溢れているけど、今のこの衝動を覚えておきたくて、自分のために記しておきたくて。なのでかなり主観だし、勝手な思い込みも多々あると思います、ご容赦ください。。

 

私が亀梨くんを最初に好きになったのは、2002年の春でした。ポップジャムで毎週ある光一くんのステージ、バックの6人の中でもひときわ線が細くて儚げで、でも挑むようにカメラを見据えて、きゅっと口を結んでガシガシ踊る人を見つけた。当時亀梨くん16歳、私15歳。人生最初で最後の一目惚れ。本当にキモいこと言うけど、初恋といって差し支えなかった。

生来ネット好きの私はあっと言う間にネットで友達ができて、国フォの神サマーコンで3列目ドセンを引き当て、亀梨くんに指差しファンサをもらって完全に沼の底に堕ちました。ちょろい。そこから8年にわたる沼生活。当時はメモライズという日記サイトが全盛で、そこに暑苦しいカツン談を書き綴ったりエモいポエムを垂れ流したりしていました。余談だけど一昨年結婚式を挙げたのですが、プロフィールビデオを作ろうと写真を漁っていたら高校の頃のマトモな写りの写真がほとんどなくて、唯一いい顔をしてた写真が、東京ドームの前で「腰振って」という団扇を胸にシッカリ抱いてニンマリしてるやつだった。ぜったい旦那には見せられないので、お墓まで持っていこうと丁重に心の宝箱にしまいました。けど我ながら、生きてる!って感じのサイコーの笑顔をしてて、あぁあの頃あんなに楽しかったんだなぁ…ってしんみりしたりもした。笑

 

デビューまでの4年間ぐらいはむちゃくちゃ楽しかった。6人と私たち本当に無敵みたいな気持ちで、何にだってなれるような気がして、毎日キラキラして。かめは今よりもっと不器用で、その真っ直ぐさもナイフのようだったから、ちゃんとJr.のコミュニティでうまくやれてるのかな?(やれてなさそう)ってハラハラもしたけど笑、彼が心から信奉する仁くんと一緒に楽しそうにしているのは見ている方もとても幸せで、仁くんと一緒ならだいじょうぶだ。って思ってた。すぐそこだと思ってたデビューは案外遠くて、他のグループを見て必ずしもそのままの形でデビューできるわけじゃないことも目の当たりにして、、6人が6人でデビューできますように、毎日そればかり祈ってた。

あの頃みんなそうだったと思うけど、当時の私にとっては、CDデビューは永遠の切符でした。

 

・・・長い。中略。だから仁くんが船を降りた時、頑張って応援し続けなくちゃって思ったけど、どんどん痩せて思い詰めてくような亀梨くんを見て、見つめ続けるのが苦しくなってしまった。デビューは永遠の切符じゃなかった。ショックだった。苦しくて、かめは頑張り続けたのに、私は頑張れなくなった。丁度自分も就職した頃で、一緒にKAT-TUNを応援してきていた友達たちも、ひとりまたひとりと降りたり、ジャニーズを卒業したり。私も例に漏れず、そのままなんとなく疎遠になってしまった。行ったコンサートはCHAINコンが最後になった。

 

なので私は、亀梨くんやメンバーが本当に踏ん張ったのであろう時期を近くで見ていません。

ろくーん至上主義者ではないし、ずっと心で応援はしてきたけれど、5と4の軌跡を一緒に辿ってはいません。だから今回も気が退けていて、私なんかがお邪魔するのはな…と。でも、4人でラストのMステを見て、感情がこれでもかってぐらい揺さぶられてしまって、そこから必死にチケットを探しました。ご縁があって、4月29日と5月1日、あの空間に足を運ぶことができた。本当に感謝しかない。

 

で、10ks!です。

数年ぶりのKAT-TUN、当日まで一切のネタバレをシャットアウトして過ごして、ドキドキしながら席に着いた。出てきたら泣いちゃうかな、って思ってはいたけど、出てくる前、客席でチラチラと灯るペンライトを見た時点で鼻がツンとした。もうアラサーなので涙腺がバカになってる。これはやべぇなと直感した。で、走馬灯映像からのGOLDのイントロで案の定完全に泣き崩れました。だってGOLDて。海賊でGOLDはアカン・・・

 

ステージ上の3人は、紛れもなくKAT-TUNでした。

人数こそ減っていたけど、紛れもなく最強にカッコよくてかわいくて、私たちの大好きなKAT-TUNだった。いやめちゃくちゃカッコイイじゃん。かめちゃんめっちゃ笑顔じゃん。天使かな?????一緒に歳とったはずなのにおかしいな?????こちらももう立派なアラサーだしちょっとやそっとじゃ負けねぇぞと思って見てたけど、MOONのアレを見たときは、離さないで愛を最初に見た時と同じ絶叫をしたと思う。ちゃんとこう、やり方も、若い頃の欲望に任せたアレじゃなくて、経験を重ね技を知りオンナの扱い方を知った30歳のアレになってんだよね。そりゃ勝てないわ。って何書いてるんだろう。ごめん旦那。

中丸くんはめっちゃ色気あるし帝王だしメンバーには甘すぎるし演出力は伸びまくってるし、30代前半として歳の重ね方最高じゃん。今回一番ファンが増えたのではないでしょうか。上田くんは風貌変わっても、やっぱりアツくてシャイでめっちゃかっこかわいい人で、私の中に宿るアマグリうーちゃんがそこかしこで顔を出して、ときめきすぎて頭抱えた。

そしてなんですかあの特効は?!?!あんな風にドーム使えんの?!?!めちゃくちゃかっこいいよーーーーーー!!!!!泣

CHAINの時これほどの衝撃を受けた記憶はないから、この空間演出術はきっと4人のKAT-TUNが武器にしたものなんでしょう。もう!!!めちゃくちゃかっこいいよ!!!!!泣

 

もうほんと、めっちゃカッコイイ(語彙力)

 

私は途中で船を降りてしまったけど、それからも彼らはひとつずつ宝物を集めて、積み重ねて、とても素敵な新しいファンの人たちを仲間にして、確かに航海を続けて、こんなにこんなに輝きを強くしてきたんだ、って、手榴弾とともに私の中のセンチメンタルが爆発した。

 

皆さんおっしゃってますけども、亀梨くんが6人の名前をひとつずつ呼んでくれた時、本当に全ての呪いが解けたというか、あの頃の自分達に、よかったねって言ってあげたくなった。重すぎる十字架を背負わせてしまった、みたいな気持ちがずっとあったんですが、そういうの全部、もういいんだよ、って言ってもらえたみたいだった。

そして、涙こそ見せなかったけれど、トリプルアンコのReal Faceで出てきた亀梨くんの、楽しくて楽しくてしょーがない!っていう無防備な笑顔。私はずっとあの笑顔が大好きで、亀梨くんの幸せのメーターのように思っていた、、ので、実はこれが一番泣けたりしました。かめちゃん幸せなんだねぇ。良かったねぇ。

 

10年前、ドームで一緒に抱き合って泣いた私たち、今はそれぞれ別の場所にいるけど、良かったね、良かったんだよ、って言ってみんな抱きしめたい。KAT-TUNは10年後もサイコーにカッコ良くて、かめちゃんは笑えているよ、中丸くんが感情制御せずに泣くことができて、今日のこと一生忘れない、って言ってくれたよ、上田くんがお前らとKAT-TUNが大好きだって叫んだよ、って。

 

そして思ったんですが、彼らの今の仲間、今のハイフンさんたちって本当に素晴らしく彼らから信頼されて、めちゃくちゃ愛されているんだな~~って。今回のコンサートは、どこかで一度でもKAT-TUNを愛したすべての人を受け入れてくれると感じたけど、でもそれを可能にしているのは、紛れもなく今のファンの方々との絆だと思いました。そうでないとあんなにすべてをさらけ出せないと思う。本当に素敵なものを見ました。ありがとうございます。まさか2016年に、こんな感情を思い出させてもらえると思ってなかった。

 

なんか、KAT-TUNて、もう、何人とかじゃなくて、概念なのかなぁ、と。

 

KAT-TUNという概念。亀梨くんが、中丸くんが上田くんが、15年前から大切に大切にして、何があっても決して手放さず、守って育ててきた宝物みたいな。

そしてそれが本当に花開くのは、きっとこれからかもしれない。と、予感しました。

 

今回の公演の大成功は、新しい人達や私のような出戻り人員を呼び込んだのはもとより、あの瞬間、今を支えるファンとあんなに愛情をぶつけ合えて、お互いの気持ちを確かめ合えたという点が、3人にとっては何よりの自信になったのではないでしょうか。

ずっと長い長い航海を続けてきて、がむしゃらに目の前だけを見てきて、でも本当にこれでいいのかな?と一度立ち止まることを余儀なくされた彼らにとって、これで良かった、進んできた方向は間違いじゃなかった、と、思うことができたのだとしたら、きっとめちゃくちゃ心強いんじゃないかなぁ…って。真っ赤に揺れるペンライトの景色が3人の胸に刻まれることを祈りながら、そんな風に思いました。

 

一度船を降りた私だけど、許されるなら、次の出航はまた一緒に乗せてもらいたい。今は、スッカリ新参者の気分で恐縮しながら、その日を心待ちにしています。

亀梨くんを好きになれたことは、やっぱり私の人生の誇りだ。

 

10年前の自分は、まさか自分がカツン担を降りる日がくるとは思ってなかったけど、その数年後にもう一度その船に乗ろうとしているとはもっと思ってなかったから笑、人生ホント何が起こるかわからない。

 

この充電期間が充実したものになりますように。

新しい素敵な出会いと経験にたくさん恵まれますように。

もしも不安になった時は、あの真っ赤なペンライトの海の記憶が、彼らの背中を押してくれますように。

 

彼らの幸せを祈れる喜びを、胸に抱きしめて、再会を楽しみに。

 

 

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